引き篭もりの女神様って奴ですか?
Category: メルザの冒険だよねぇ
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MATRIX
「この状態で空中静止とか、コイツら絶対忍者だろ……」
はい、こんばんは!! エージェント・スミスの隠れファンのメルザです!!
本日はナミーラと言う名のデイドラ神の祠に来ています。
足元にいるちっこい鬼はなんだろね?
買い物に来た母ちゃんに何かをねだる子供みたいだよ。
「なんだいチビッ子!! ここはアンタみたいな貧弱一般人が来るような………いや、どうにもアンタから感じる近寄り難い性格が悪そうオーラは味ひとつ違うようだね。 我らがナミーラも感激が鬼なることだろう」
「初対面でいきなり人を不快なモノ扱いとかマジでかなぐり捨てンわよ……」
「おっとと不愉快な小娘がPOPしてしまった感。 アタイを陽光の下へ呼び出すとかマジでぶん殴りたくなる程ムカつくんで、やめてくれませんかねぇ…」
「常時、陽の光にあたっている場所に鎮座しているお前の言葉がそれかよ。 見ろ見事なカウンターで返した。 つか、話をここで終わらす気ならアンタを待っているのはモラグバルと同じ道なんだけれどね」
「調子こいてすいあえんですた;;」
「つーかね、アタイの信者がアンガって言う遺跡で○○○や×××なんてことをしているんだけれどね、そこにアルカイの僧侶達が『救済』とかのたまってやってきてるのよ」
「あーいるいる、善意の押し売りとか余計なことする奴って迷惑だよねぇ。 そう言うのに限って活動的だし」
「そうそう、そこでアタイのステキ魔法を貸してあげるから、これをチョチョイと僧侶達に掛けて頂戴よ。 あとはアタイの信者がなんとかするでしょうから」
「私は魔法かけるだけでいいんだ? 攻撃魔法とかじゃないの?」
「掛けてみてのお・楽・し・み・よ♪」
「歳考えて発言しろよ、年増」
ってなわけでアンガとか言う遺跡までやってきたよ。
周辺に人の気配はないから、アルカイの僧侶とやらも中に侵入済みってことかな?
そんじゃ入ってみますかねぇ。
あやや? よく見る遺跡の中ってウェルキンドストーンの結晶が灯り替わりに転がってたりするのだけれど、ここはその類いの物がないからやたらと暗いなぁ。
自前のランタン使おっと。
普段とは違ってモンスターやらの気配もないなぁ。
だからといって信者の生活臭も感じないし、どうやってこんなところで生き抜いてんだろね。
やっぱり夜になると外に出てきたりしてるのかな?
それにしても、こんな山奥の打ち棄てられた廃墟にまで『救済』にやってくるとか、あの手の連中は暇なのか……なんか、話し声が聞こえてきたぞ。
いや、話し声じゃないなぁ。
なんか念仏みたいな一方的な声だ。
僧侶が来ているのは間違いないみたいだね。
すぐに分かるような姿しているのかな?
わぁ心配しなくても一目でわかる格好した人達がいましたってか。
半裸の蛮族みたいなのはナミーラの信者かな?
僧侶が近づくと後退ったりして距離を置こうとしているねぇ。
さっきから聞こえてきていた念仏はこれか。
ブツブツと呟きつつ行ったり来たりを繰り返しているだけで具体的な救済措置をしているようには見えないんだけれどなぁ…。
うわぁ……善人過ぎて胡散臭い顔してる……。
ラインのお姐様が見たら間違いなく拒絶反応を示すか、豪快に吐くタイプだよコレ…。
「こんちはー、救済できてます?」
「HAHAHA!! もちろんSA!! ありがたいアルカイの教えにナミーラの信者もTAJITAJIさっ!!」
「いや、それって単に嫌がってるだけじゃ…」
「WOOOOHOOOOO!! 超シャイなんだNE!! それよりもどうだいお嬢ちゃん!! 君もアルカイの教えに耳を傾けて幸せになろうZE!!」
「耳を傾けたらダメージコントロールに失敗して転覆しそうなんで結構です」
やれやれ、まあ想像していた通りの人達で却って安心したわ。
会話になんてなりゃしない……って、なんでアンタ達まで私を避けるんだよ。
ん? もしかして、僧侶とか私自身を避けてるんじゃなくて、コイツらってば光がダメなんだ。
「ほーらほーら、明るいぞー♪」
「おいやめろ馬鹿、我々は光に当たるとストレスで寿命がマッハなんだが?」
「またまたーwww 元はアンタらだって外界にいたクチでしょうがwww さあ、その目を見開いてこの光を焼き付けて…(グリグリ)」
「熱ッッチャーッ!! 熱いわボケが!! 物理的に熱いわ!!!」
とか根暗な信者を痛ぶりに来たわけじゃないんだった。
ナミーラから借りた魔法を僧侶に当てればいいんだっけか?
効果の程はわからないけれど、とりあえず使ってみますかね。
ほれっ!!
「Noooooッッ!? 私のグレイトでワンダホーでビューテホーな松明がッ!!?」
「ヒャッハーッ!! 松明の明かりがなければこっちのもんだぜ!!」
「ボコれ!! ボコれ!!」
「イ゙ェアアアアッーー!!」
アワレにもアルカイの僧侶は地下世界でひっそりと幕を閉じることに…。
ああ、そう言うことかぁ……この魔法は光を遮断する効果があるわけね。
んなモノ気にしないで殴りかかっちゃえば良いのに。
つか、僧侶も武器で応戦するとか『救済』の言葉が聞いて呆れるんだぜ。
所詮こんな程度かよ…。
変な片棒担がされた気がちょっと僅かにしていたんだけれど、吹っ切れたわ。
さて、お次はアルゴニアンの僧侶か。
やっぱり念仏唱えて右往左往か。
もっとやる気見せろよ。
祈って助けが来るなら世話ねぇってーの!!
それっ!!
ボヒュッ!!
「うはwwww松明がwwwww消wwwwwえwwwwwwたwwwwwwwwww」
「ターリホーーッ!!」
「松明のない貴様など阪神電車に巨人帽かぶって乗ったも同然だZE!!」
「ボコれ!! ボコれ!!」
「イ゙ェアアアアッーー!!」
なんだかコケティッシュなポーズでお亡くなりに。
っていうか、ナミーラの信者は私のカンテラはノーカンなのか?
カンテラの灯りの中で元気に僧侶を殴り倒しているんだけれど…。
なんか魔法当てて、あとは信者がボコるの見てるってのも楽しくないなぁ。
だからと言って私が直接手を出すのは禁じられているし、まあ出すつもりもないけれどね。
ってなわけで信者と同じ行動を取ってみよう。
「HAHAHAHA!! 迷えるリトル羊達よ!! 慈悲が駄々漏れなアルカイの救済を溢れんばかりに受けるが良い!!」
「うぉわーっ!? その光を近づけるなーっ!!」
「わー、近づけるなー♪」
「やめろ!! その光は身を焦がす!!」
「わーわー焦げるー♪」
うーん、思ったよりも楽しくないなwww
つか、調子に乗って背を向けやがった!!
チャーンス!!
と思ったら、正面向きやがったwwww
ほいさっ!!
「ボコれ!! ボコれ!!」
「半裸だと思って馬鹿にしやがって!!」
「全裸でない所にこだわりがあると思え!!」
「オマエに俺の気持ちがわかってたまるか!!」
「イ゙ェアアアアッーー!!」
あとは同じ結果が待ち受けていると。
ホントにコイツらは何しに来たんだろね?
私が来なくても誰も救済できてなかったと思うよ、間違いなく。
まあ「信じる者はすくわれる」って言う名台詞があるけれど、すくわれるのは足元だけってことだね。
おつかれ、私。
これでナミーラの依頼は完了だね。
信者の連中もモソモソと暗闇の中に戻っていけたことだし、報告済まして素敵アイテムを貰っちゃおう。
それにしたって暗闇の中でずっと妄想に耽るとか何が楽しいのかわからないよ、私には。
「あら美事に成し遂げたのね、オチビちゃん。 これでアタイの信者達はいつにもまして○○○と×××で□□□な妄想に耽ることができるわね」
「……伏せているところについては聞かないからな」
「意外とシャイなのね♪ もしかしてアンタってばまだ……」
「それ以上喋るとモラグバルと同じようにケツを月までふっ飛ばされる事になるんだけれどどうよ?」
「ごえんあさい;;;」
今回の報酬は「ナミーラの指輪」
何だ指輪かよと思ったけれど、反射エンチャントはナカナカに便利だと思うんだけれどねぇ。
この前のメイスより良いと思うよ、うん。
やれやれ、朝になっちゃったよ。
うーん、大船渡の旦那のところへ一度戻って進捗の報告とかしておこうかなぁ。
他のみんなはどうしてんだろ?
っていうか、この祠の周囲に居る信者達はなんでアンガ遺跡にこもってないんだろ?
全員が全員こもってるわけじゃないのかな?
アンガ遺跡の暗闇の中で妄想に耽るグループと、祠周辺で陽光の中で妄想に耽るグループですね、わかりました。
……単なる変態の集団じゃないかっ!!
長居は無用だよ、さっさと大舟渡の旦那のところへ向かおう!!
なんかさっきから変な視線を感じるし……。
それにしたってデイドラの信者もアルカイの信者も大して変わらんかったなぁ……。
変なのばっか。
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半裸でよかったですが、これがもし全裸だったらただの変態通り魔集団ですよね・・・
しかしオブリの信者って変なやつばっかですね('д` ;)